2008年7月2日

半夏生の夜にちょっとの間うちへ滞在するまだ名も無い取りあえずこがね丸さんで良いか、彼女が匍匐前進でやってきたんです。久しぶりに自分より小さい動物に触れ癒されるどころか仕事になりゃしない

どうも人一倍臆病の様に思える。しつこくかまう相手と対面する時は匍匐前進で近づき殆どはカーテンの奥から薄いベール越しにこちらを窺うのみ。臆病なのに生意気な猫の様に気高い。こちらを向いて見下す様に眺めるのに近づくとそっぽ向く。しかも完全に逆方向に。人が何かしているとそおっと後ろを通り過ぎ近寄る雰囲気を出すのに振り向くとさっと隠れ顔だけのぞかせる。まるで手練手管に振る舞うカルメンの様に。だけど表情がこの上なく愛くるしい。愛くるしいのは性別関係なく生き物に対して思うことだけど、このこがね丸さん女の子だもんでちょっとこまっちゃくれて随所に”おんな”を感じてしまうのは私が同性であるからだろうか?

私は動物に関して言うと瞳が大きくて顔がぺしゃんこに潰れていればいるほど好みである。こういう顔した四つ足歩行動物は顔を床にぺたりと付けてまるで顔の置物みたいにしかもその目や鼻や口元ががかすかに動いたりした時なんて極上の愛情をあなたにだけ注ぐ気満々になってしまう。三度の飯を抜いたってこの人の為に時間を費やしてもいいと思うくらいに。
まさに三度の飯もそぞろに目が離せないでもう仕事どころじゃあない。
でももしかしたらずっと目が離せないのは何かして褒めたり叱ったりする以前に彼女の名前が定まっていないから実はこちら側がなんて呼んだら良いかわからずで只動きを見守っているしかできないもどかしさからではないだろうか?と思うのだが、何かぴたりとくる名前がでるまで色々な呼び方をしてみているこがね丸さんとの一日が終了。

求 まだ見ぬ仮こがね丸さんに合うこれだ!というお名前募集中です。




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