2012年2月28日

日本刻字展

本日より日本刻字展開催しております。

今年も出品し「佳作賞」を頂きました。

今年の文字は「繋(ぐ)」。

昨年の震災以降、
人と人の「繋がり」を強く意識することが多かった年でもあり
物事や出来事や気持ちから直接的に、またはそれを通して、
人は繋がっているという気持ちを込めて刻りました。

木と二色の茶色が金色を通して総てが一つに繋がっています。




























日本刻字展

東京都銀座画廊美術館

2月28(火)〜3月4日(日)
10:00〜18:30

2012年2月15日

木との対話 最後の宮大工


法隆寺金堂大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂や
西塔等の復元をした最後の宮大工と言われた
西岡常一さんのドキュメンタリー映画が公開されています。
木の心を知り、木と共に生き、その以前に木を育てる土を学び、
木の命を建物に生かす仏教建築の原点を説かれています。

1400年を過ぎても奈良の建物が朽ちないのは
1400年以上生きた木の性格と生きてきた方角をみて
その木と対話しながら建てられたため。
気の遠くなるほど長い年月の間に仏教建築修復に携われなければ
その技術と知恵と魂を次の職人の手へと伝えていかなければならない。
「木」だけでなくこの飽食現代には
そのように遠回りをしても伝承すべきことが物凄く沢山あるように思います。

私は刻字という木に字を彫ることをしておりますが、
木に対する姿勢や想い、仕事をする道具への心構えを
西岡常一さんの口伝から学ばせて頂きました。

昨年奈良の1400年遷都刻字展に出品させて頂きましたのも
今年この映画を見ることができましたのも
全て「木」を通じてのご縁だと思わざるを得ません。

「鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言」


2012年2月13日

掲載誌

 SEDA3月号
「吉川ひなの 部屋とワンピースと私」




















 FUDGE3月号
「FUDGE NEWS」

2012年2月7日

2012年、Sladky夏きもの受注会のお知らせ


今年もSladkyの夏着物が販売されます。

予てから「近江縮み」といわれる近江麻に
Sladkyならではの変わり染めをした着物は
美しいグラデーションの色合いに老若男女を問わず魅了してきました。

2012年はその近江縮みに新色が加わります。

また、職人の一点一点、手しぼりによる絞り染めの帯。
帯は八寸帯、半巾帯、兵児帯を用意しました。

それからとってきの思い切り粋な限定「絞り染め着物」。


下記日程にて受注会を致しますので是非足をお運びくださいませ。
お着物のお仕立ても承っております。

会期 2012年2月10日〜
場所 水金地火木土天冥海
   渋谷区神宮前5-2-11 H.P DECO 3F