2009年2月17日

近くに MARUICHI BAGEL という、私には偶然が重なり非常に思い出深いベーグル屋さんがありました。
美味しいテイクアウェイのサンドイッチ屋さんをいつか作りたいと思っていた私にはこれで良いやと思えた数ある中の少ないお店の一つでした。
ベーグル自体本当に美味しいことは触れるまでもなく、そのボリュームと中身を二種類入れてその半分に切ってくれる心遣いとにお腹も気持ちも満たされるそんなベーグル屋さんでした。パジャマでも行けるしこがね丸さんと行って立ち話したり新作の試食したり、そういうご近所ならではの便利さがとても良かったのです。

そのまるいちさんでの思い出と言えば














見覚えのある方もおられると思いますが、2004年春夏”AFTER MATH”の宝石柄です。
パーティの後、散乱した様子を服にプリントに会場の設営にと兎に角楽しくてそして大変だった思い出があります。
New Yorkの友人にアートワークを頼み、大変で大変で出来上がったプリントたちは本当に全てがキラキラしてて、嬉しくて幸せ一杯だった思い出があります。
それだけ思い入れがあると人に見せたり身につけたり、この生地で作ったハイヒールを飾っておりますが、それを見ると常に新鮮に「良いものは変わらず良い」という強い自信を与えてもらいます。

そのハイヒールをある日バッグに入れて出かけにベーグルも買ってとまるいちさんに寄ったところ、いつもはいないNewYork帰りで本職はADだという女の子cocoちゃんが手伝っていました。早速ADをやっている男の子を知らないか?と聞きたまたま持っていたハイヒールを取り出すと「私それ一緒にやった!」ともう現場は大興奮。
こうして何年も前に同じアートワークを通じて人と人が別の場所で出会って、人生ってホントに何があるかわからない。としみじみ思った思い出深い経験をしたお店でもありました。

まるいちさん、白金に移転だそうでご近所のお付き合いができなくなり寂しい限りです。


2009年2月16日

久しぶりにケツさん(福田晴美さん)に会いに訪れたHamiruの展示会でオーダーをした商品が届きました。
展示会でもハンガーや下げ札の二次使用の説明を聞き素晴しいと納得し、購入したものは一点一点コットンのポーチの中のペーパーホルダーに包まれており、全てがケツさんの愛しい子供たちのように愛情が沢山込められて作られておりました。














この商品を見て思うのは「パッケージデザインの重要性」。
こんなことを言っていたら本当にダメだと思いますが、
私はことそういう方面に関心が無さ過ぎて、不便なものを便利にするにはどうするか?を
考えもせず不便なまま使っているタイプなので、時々ハッとさせられます。
また状況は違うけれども、頭は常に柔軟でいなければならないし、
様々な角度から物事を客観視できる眼を持たねばなりませんね。


ケツさんとは何だかんだと長いお付き合いです。
旧姓が同じ橋本で、同じ血液型で、お料理が好きで振舞うのが好きで、何となく似ているところもあって、Archiの頃からお世話になり、SLADKYを立ち上げて取り扱いショップが一つも決まっていない頃、偶然に街で出会いそして車に積みラックでガラガラ転がして持ち込んだ全てのコレクションを一番始めに買ってくださったバイヤーでもあります。
あれから9年、本当に悩んだり道に迷った時いつも相談に乗ってくれたり解決に導いてくれり、思い起こせば何かの転機にいつも助けられてきたという印象が残ります。
久しぶりにお会いできたこの機会も何かの転機が訪れたのかもしれません。

2009年2月12日


 映画「蟹工船」の公式サイトがアップしました。
少し前の日本経済新聞に衣装担当SLADKYが紹介されました。



[ロマ]


イタリアヘ行った友人から届いた















ここ最近ずっとロマについて調べている。
歴史や宗教や背景や話す言葉や奏でる音、音楽やダンスや身につけるもの。
沢山の写真をみたり映像を見たり音楽を聴いてみたりしている。
小さな頃、父親が好きだった影響からフラメンコをよく見に連れて行ってもらった。
そのダンサー達の多くはスペインからやってきていてとてもとても情熱的だった。
大人になり自然とフラメンコに興味を持ちフラメンコも少し踊れる様になった。
今では差別用語になってしまうジプシーのフラメンコも私たちが普段聴く西洋音楽もすべてはロマの影響を受けていることを知った。

千年以上もむかし、北インドから西を目指し西へ西へと移動をし続け差別による悲しみを秘め
今は世界中にいるロマの人たちの人間臭く美しい生き方に心うたれてしまった。
こんなに便利な世の中で戦争をしたり迫害をしたり占領したりしている人間からひたすら不等に扱われ、貧しいなんて想像の次元を超えた生活の中で生きていくために唄を歌っている人たちがいる。音を奏でる人がいる。
こういう音楽もっともっと世界中に広まるといいな。


 

2009年2月6日


春夏の展開が始まりました。
既に完売してしまった掲載中の商品は一週間程店頭にて予約を受けております。
この機会に是非足を運んでみてくださいませ。





友人と早朝八幡宮に行くのが習慣になってきた。
今日もこま犬にこがね丸と挨拶をし、
”電撃結婚勾玉”を購入し遠くイギリスの友人の厄年払いを祈る。
アレルギー検査をすることになった卵白しか食べていないので
「食べ物」を久しぶりに口にしたランチミーティングでは
人の持って生まれた役割を自分は演じられているか?について。
人生はその時々に巡ってくる目の前にあるものこそが必然であって
ふと想う人との出会いや時間が思わぬ奇跡を生んでいること、それも必然である。

プロフィールの好きな食べ物を『あかね飯』と言い、
東京で一番好きなご飯だと言ってくれるデザイナーのひろたかとりえさん来訪。
普段から料理は何人もの人に振舞うために大勢で食べる量を作るが
いつものように食べる為のゆるい服持参で着替え(時には途中胃薬をいれて)
全て平らげてくれる食べっぷりは、作る方としてもこの上なく幸せである。
この歳になり、顔のしわも気にせずお腹を押さえても痛すぎるまでに
いつのいつでも笑うことができる数少ない仲間たちです。














SLADKYも作らせて頂いておりますBlocでのりえさんの作ったヘアゴムをいただきました。
ありがと。