2008年12月9日

蟹工船のクランクインから10日目にして、
久しぶりに 日常 というか 現実 というか本来の生活に一瞬戻る。
栃木県の倉庫にセットを作り、宿泊は隣のマンション、衣装部屋は向かいの一軒家、そこを日に何十往復と走り回り、一瞬たりとも一息もつく暇無く気付いたら10日経ってしまった。
眠る意識も目覚める感覚もないまま、三度の食事があるから体内時計が働いているだけでそこには感情というものをただ消すしかない、とにかく目の前のやることに追われ、気付くともう次のことが山盛りにある。
初めての映画の現場どう? って質問には、
10日目にしては恐らくまだ何かを言葉にして出すことができない、
非日常 非現実的 すぎて「疲れた」って言葉以外に表す言葉はないのか?と考える。
決して疲れだけでは表せないもっともっと適切な言葉があるはずで、それがまだ出てこない。
久しぶりの東京はその便利さにただ感動、喧騒さえも心地よい。



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