2008年12月12日


私的にゆっくりのんびりな師走の東京を感じそろそろ精神的蟹工船へと戻る日が来ている。
住めば都や行っちゃえば何とかなるさは全くもってしてなしの現場。
しかし、衣装へ対しての評判はなかなかのもので1シーン毎に監督の「衣装良いですねぇ...」との唸りを聞き、一人静かに満足感を味わうのであります。
モニターを凝視しすぎてその目つきからスケバンのハシモトとという現場にいて何者でもない私もこの時ばかりは救われます。この衣装、恐らく来夏の公開時はとても話題になるのでは?

普段やらないことや、しない気遣いや心遣い、近くにいても見えていなかったスタイリストという仕事内容、人の意識レベルの差異による出来上がるモノの違いへの反発、この世で芸術と呼ぶものはすべて今この瞬間そしてこの私たちであること、作り物を現実にしてしまうそのパワーこそが映画なんだと、スタッフの中で一番外側からの人間として感じたこと。

次に帰ってくる頃には街中クリスマスソングが鳴り響きサンタの格好をしたピザーラバイクを見たり長蛇の列の銀行ATMだったり、そんな何気ない日常が名残惜しくてならない。
一生に一度しかない夢の「 ”29歳のクリスマス” ごっこ」できると良いなぁ....

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

栃木生活順調そうですね(願い)。
こちらもリポート、めちゃ溜めてます。