2011年5月11日

土佐の一閑張りバッグ

お花見の季節、外で冷えた身体に温かいものを食べたくなって
人が一人通るのも大変な込み合ったお好み焼きやさんで
真横に座る素敵な女性の持ち物に釘付けになり声をかけた。

どうやらそれは竹のかごに和紙を何重にも貼り、柿渋を塗った
土佐は高知の「一閑張り」というものでした。

その素敵な女性に、高知『はるの工房』の作家 坂本町英さんを
ご紹介いただき、早速購入させていただきました。

坂本町英さんはとても丁寧にものつくりをされていて
伝統とモダンな感性を持ち、大切に残してゆくもの、
良きものを伝えていくこころ、温かさが作品を通して伝わってきます。

二つと同じものがないこの一閑張りバッグを坂本町英さんからと
そしてなんと一目惚れしたその素敵な女性の持っていたバッグまで
譲って頂きました。

柿渋のタンニンは表面を強化し、消臭、防虫、抗菌の効果があります。
私も天然染料として刻字を彫る木の着色に使いますが
柿渋は時間と共に色味もどんどん変化します。

この一閑張りのバッグも使っていくうちの変化を楽しみたいと思います。

「はるの工房」坂本町英さん、ご紹介くださった小松まゆみさん
有り難うございました。素敵なご縁に感謝致します。


「はるの工房」高知市春野町弘岡下1364-1 /☎088-894-4521

小松さんは六本木ヒルズマルシェ「あったか高知のこなっちゃん」で
販売活動をされている方です。







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